保険活用法その3「損金処理で作る! 役員退職金・役員賞与の税金対策」
損金処理で、保障も付く一石二鳥の役員退職金積み立て
「役員退職金」。
これは経営者が艱難辛苦、会社や従業員を守り、育んだすえの老後の重要な生活資金です。人の何倍も苦労した分、それに見合った老後を送るのは社長さんの正当な権利だと思います。
ですが、この「役員退職金」。
実は1円も損金処理(経費)にすることはできず、その全額を資産として計上しなくてはなりません。
ですから利益の出ている法人の場合、積み立てた役員退職金にも税金がかかります。つまり、税金を支払いながら積み立てる「有税積立」なのです。
しかし、ここでも保険は実に有効に使えます。
そのまま積み立ててしまえば損金処理できず有税積立となってしまう役員退職金ですが、退職金の名目で積み立てるのではなく、保険に加入するのです。
そうすると保険料として全額、もしくはその一部を損金で処理できます。そしてこの保険の解約返戻金や満期保険金を退職金に充てるのです。さらにその間は保障も付くわけですから、まさに一石二鳥・・というわけです。
実際の商品選択や経理処理は被保険者の性別、年齢によって保険商品の選択が変わってきますから、プロの「保険コンサルタント」に相談してみるのが一番です。